ん?
う ん。きょうはクルティエ兄弟のお話をしよう。1930年生まれの双子の兄弟、ジャンとロベール・クルティエはぼくの大好きなジョルジュ・ジューヴ、そして ポール・シャンボストのアトリエで研修を経て、1955年に パリで独自のアトリエを構えたんだ。彼らの作風では“クリティエ・ルージュ”と呼ばれる紅色をポイントとして起用することで知られる。ほら、この作品の内 側の紅色、綺麗でしょ?へんてこりんな顔のモチーフもとても50’でいいよね。彼らはテーブルウエアの商品を 多く手がけ、軽々しいチャーミングな花瓶から、ここにあるよりコレクターズ・アイテムの彫刻的な作品を生み出したんだよ。1960年代からインテリア・デ ザインの研究もはじ め、特殊な壁を作ったんだ。1977年からパリを去って地方で活動した。ミアウ。